さて、大宮での試合が終わってすぐに家路に。
気になるのは、今夜の川崎フロンターレvsコンサドーレ札幌。大宮に勝たせなかったことで今節の降格決定を免れたと思ったが、実は大宮はアルビレックス新潟との直接対決を残していて、負ければ降格という状況になっていた。
大宮アルディージャは横浜F・マリノスと引き分けて、勝ち点を31とした。コンサドーレ札幌は今日を負けても、最大勝ち点31の可能性は残る。大宮が全敗すれば追いつく可能性があるが、大宮が全敗すればアルビレックス新潟が勝ち点3を得る。アルビレックス新潟は今日の名古屋グランパス戦を5-0(!)で勝利し、勝ち点を29にした。
勝ち点31以下では、どうあがいても15位以上にはなれなくなる。最低でも今日の川崎フロンターレ戦を引き分ければ、勝ち点32までの可能性が残り決定は先送りできたのだが。
帰宅してすぐテレビをつけ、スカパーで試合を見る。試合は0−0で前半を終えていた。
前半がどうかは知らないが、後半はほとんど一方的に川崎フロンターレが攻める展開。皮肉にも山瀬功治が、そのフロンターレの攻撃の中心にいる。
GK高原寿康のファインセーブもあり、DFも体を張ってシュートをブロック。しかし、19本目のシュートでとうとう失点。シュート18本止めれば大体負けないが、防戦一方ではやむなしか。
コンサドーレ札幌も、カウンターに勝機を見出す。フロンターレは守りの切り替えが明らかに遅かったが、コンサドーレも守るのが精一杯で攻めの人数が足りていない。
FW上原慎也が可能性を作るが、惜しいシュートに持っていくのが限界か。
1−0で試合終了し、コンサドーレ札幌はJ2リーグ降格が決定。しかも7試合を残しての最速降格ワースト記録を更新。27戦23敗もすれば致し方ないのだが、せめて夕方に大宮アルディージャを倒してあげられたら、ワースト記録更新の屈辱を味わわせずに済んだのに…。
ここで決まってしまうのなら、後半途中からでも、当日券を買って等々力へ行くべきだった。きっと選手もサポーターも辛いだろうけど、それを少しでも共有し、痛みを理解してあげたかった。が、負ければ降格決定の状況を知るのが遅かった。
戦力を思えば致し方ないものはあるが、昨年の昇格決定ではもっとJ1でもやれると確信を持っていた。それだけの強さがあって昇格を決めたのだから。
その強さは、チームのまとまりにあったと思う。
しかし、その強さを今年発揮することはできなかった。山下達也の移籍があり、怪我人続出(高原寿康、高柳一誠、上原慎也、山本真希、河合竜二、前田俊介、李昊乗、中山雅史など)で、ただでさえギリギリのチームでは引き分けすらもままならなかった。
これからは来季のJ2リーグを見据えた試合をするのだろうが、また昇格してもJ1リーグで戦えるようなチーム作りをしていってほしい。今のコンサドーレがベースにすべきものは、走力だと思う。限られた予算・戦力で結果を出しているサガン鳥栖はキャンプで4部練習までこなすハードトレーニングがあったし、キャンプでフィジカルトレーニングを多くしなかったというガンバ大阪が大苦戦を強いられている。
何より、戦力で劣って負けても、一生懸命走るチームなら評価され感動を与え、道民は誇りに思うことができる。今は道民の誇りはになれていないようにも思う。
来週は日産スタジアムへ行くが、埼玉スタジアムへも行く。
優勝争いをする浦和レッドダイヤモンズ相手にコンサドーレ札幌が勝つのはかなり難しいが、辛い思いをしてしまうなら、その痛みを少しでも理解し、共有したいから。
★きょうの歩数…13762歩