明治安田生命J1リーグ第23節 北海道コンサドーレ札幌-ベガルタ仙台

明治安田生命J1リーグ第23節、北海道コンサドーレ札幌vsベガルタ仙台DAZNで観戦。

リーグ戦では今季初の札幌厚別公園競技場開催。
ルヴァンカップ天皇杯では使用されていたが、リーグではなかなか使われない。
理由はクラブライセンス制度により使用可能スタジアムの基準が厳しくなり、屋根・トイレの数で基準を満たさない厚別は試合数を限定しての開催とされてしまっているため。


そして、このスタジアムは強風に悩まされることでも有名。1995年の横浜マリノスvsサンフレッチェ広島でも強い風が吹いた。
今日も強い風が吹き、コイントスで勝った札幌はエンドをチェンジし、前半は風上で攻めることに。
前半のうちに先制点を得て、後半は風下でも有利に試合を運ぶゲームプランだろう。


札幌は風上を武器に攻め込むが、なかなか先制できない。都倉賢のヘディングシュートはゴールポストを叩く。
ちなみに、ジェイ・ボスロイドはこの試合を欠場。子供が生まれたようで、一時帰国をしている。
札幌はとうとう、前半でゴールを決められずに後半を迎えてしまう。


仙台が風上となる後半だが、先制したのは札幌。
後半8分、MF兵藤慎剛のクロスをFWヘイスがヘディングシュート。これがGKシュミット・ダニエルの手を弾き、ゴールの中へ。

前半に先制できなかったツケは払えた。
しかし、これで仙台は猛攻を仕掛ける。風上だから有利…かと思えば、それほど活かせてないようにも見える。
後で判ったことだが、札幌の四方田修平監督は後半に風向きが変わることも計算していた。もし後半に勝負を仕掛ける狙いで前半に風下を取っていたら、損をしていたかもしれない。


だが、この風は仙台に味方する場面も。縦に放ったボールが風に乗り、GKク・ソンユンが目測を誤ってヒヤリとする場面も。
仙台は後半30分にFWクリスランを投入。しかし、切り札を入れるには少し遅い采配にも思える。


試合は1−0で終了し、札幌が勝利。
役1か月ぶりの勝利を得た。

この結果により、北海道コンサドーレ札幌は勝ち点を23に積み上げる。
暫定だが順位を14位に上げ、夜の大宮アルディージャvsサンフレッチェ広島でどっちが勝っても、この日は勝ち点で抜かれることがなくなった。
札幌は2週間後、札幌ドームにジュビロ磐田を迎える。今の札幌のプレースキッカーは主に福森晃斗兵藤慎剛が務めるが、それぞれ中村俊輔との対戦は人一倍強い思いもあるだろう。
福森晃斗桐光学園出身で中村俊輔の後輩に当たるし、兵藤慎剛は昨年まで横浜F・マリノスで共にプレーした元チームメイトだから。


敗れたベガルタ仙台は、札幌厚別公園競技場での初勝利ならず。これで通算1分8敗。
(1分は2006年。後にブラジル代表になるフッキとボルジェスの対戦となった試合)
ベガルタ仙台としての9戦の前に、旧JFLでのブランメル仙台の時も厚別では勝てていなかったらしい。日産スタジアムでは無敗のくせに…(#^ω^)
次節は9月10日、ホームのユアテックスタジアム仙台で、サンデーJプライムとしてサガン鳥栖と対戦。
勝ち点は29まで積み上げているのと、今年の残留ラインは少し下がりそうなので、あと2〜3勝すれば残留できると予想。ぜひとも勝っておきたいでしょうね。


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