FIFAワールドカップアジア最終予選グループB第9節 日本-オーストラリア

FIFAワールドカップアジア最終予選グループB第9節、日本vsオーストラリア。
NHK BS1で生中継を見ました。


注目のオーストラリア代表、ミロシュ・デゲネクはスタメンを外れ、ベンチスタート。
オーストラリア代表として日本に立ちはだかるミロシュを見たかったので、少し残念。
日本は今までのメンバーを大きく入れ替え、本田圭佑香川真司を外してきた。


オーストラリアはパスをつないで組み立ててくる。
これまではフィジカルの強さを武器にパワープレーで屈することが多かったが、それがないため日本が試合を優位に進める。
オーストラリアがボールを持たされるというより、持ってくれているので全く怖さがない。
しいて言えばレッキーのシュートが吉田麻也に当たり、ポストに当たる場面はあったが。


前半41分、オフサイドトラップ崩れから浅野拓磨が抜けだし、フリーで決め、先制。
オフサイドかな?と思ったが、スロー映像を見ればオフサイドではないのを確認できた。
浅野拓磨はおなじみのジャガーポーズを見せる。(「・ω・)「ガオー


後半もオーストラリアは戦い方を変えない。
後半25分には日本キラー、ケーヒルを投入し、埼玉スタジアム2002全体から大きなブーイング。
しかし、そのケーヒルを投入も放り込みサッカーをしてこず、やはり迫力に欠けてしまっている。


後半37分には原口元気がチェイシングでボールを奪うと、井手口陽介がフォロー。
アタッキングサードで3人引きつけた状態で、シュート!これが見事に決まって、貴重な追加点!
キーパーはDFがブラインドになっていたと思うが、ナイスゴール。今後は日本の中心選手になり得る存在と確信できた。


これまでハリルホジッチの采配に否定的だったのは、こういう国内組の選手を起用してくれなかったからだと思う。
ネームバリューにとらわれず、その時結果を出せる選手、そして、実力のある選手を勢いで脅かす選手を召集、起用するようになれば日本はもっと強くなるだろう。


試合は2−0で終了。
日本が勝利し、グループB首位を確定させ、ロシアW杯出場を決定。
もしここで決められないと、次のアウェイのサウジアラビア戦で、中東の暑さ、しかも2日多く休んでいる相手に移動の疲労もプラスして臨まねばならず、3位になればグループAの3位とホーム&アウェイを負けたら終わりの戦いをし、そして大陸間プレーオフという絶望的な状況もあり得た。


敗れたオーストラリアはサウジアラビアと勝ち点で並び、5日後にメルボルンでタイ戦が控えている。サウジアラビアは日本とだが、上述の通りサウジが圧倒的に有利。しかも日本は負けてもいい状況にまでなった。
オーストラリアはサウジアラビアが勝ってもいいように、タイから大量点で勝っておきたい試合になるだろう。
同時刻キックオフではなく、メルボルンの試合が19時(日本時間)、サウジの試合が日付変わって2時半(日本時間)キックオフになる。
今日のオーストラリアは「自分たちのサッカー」にこだわりすぎてイマイチだったが、タイ相手になら大丈夫だろうか。チャナティップは要注意だが、8月9日には札幌ドームでミロシュ・デゲネクが実際に対戦している分、ナメてかかることはないだろう。
Jリーグ選手のいる国にはぜひ本大会出場を決めてほしいところ。


一方のグループAは、韓国がイラン相手に数的有利を得るも、勝ち切れずスコアレスドローだったようで。
しかし、ウズベキスタンも中国に敗れ、2位争いは最終節へ。ウズベキスタンと韓国が、タシケントで直接対決になる。
韓国だけではなく、ウズベキスタンにもJリーガーはいる。ジュビロ磐田ファズィル・ムサエフの活躍にも注目したい。


★きょうの歩数…2866歩


はてなアンテナに追加する

日本縦断
トリコロールの勇者

↑弊サイトです。