J2リーグ第36節 ザスパ草津vsコンサドーレ札幌

J2リーグ第36節、ザスパ草津vsコンサドーレ札幌
朝早くに東急東横線、渋谷から湘南新宿ライン経由で正田醤油スタジアム群馬まで行ってきました。


今日で今年のJ2リーグ生観戦は見納め。
改めて、J2リーグっていいなぁと思うのが、スタジアムグルメ
チーズのかかったジャンバラヤとか、美味しかったですね。
コンサドーレ札幌の生観戦も今季最後になるけど、来季は敵として対面できるよう、今日を勝利して昇格へ大きな一歩を踏み出してほしかった。


スタジアムは強風が吹き荒れる。群馬名物、赤城おろしというヤツで、乾いた北風が強く吹き付ける。
コイントスに勝ったらしい札幌が、前半は追い風になるエンドを選んだ。
その前半戦、コンサドーレは何度もザスパ草津ゴールに襲い掛かるが決めきれない。
得てして、前半に風上を得て有利に試合運びをしたチームを見たことがない。
1995年前期、札幌厚別公園競技場での横浜マリノスvsサンフレッチェ広島でも、前半風下だったマリノスが先制し、後半風上で追加点を得て勝ったということがあった。
だから、前半風下で耐えて、後半勝負したほうが…と思ったが、日差しも考慮されていたのかもしれない。
後半が風上でも、決めて、決めさせないで、勝ってくれれば良かった。


後半10分、コンサドーレがボールを奪ってカウンター発動!
裏に抜け出した内村圭宏が放ったシュートは相手DFに当たり、GKの頭上を越えてゴールイン!0−1。
やった!決めてくれた!負けられない大事な試合で、貴重な先制ゴール。
この後、ザスパ草津は同点ゴールを狙うが、攻めはパスが途切れたり、遠目からのシュートが目立つ。それが最後までそうだったら良かったのだが…。


ザスパ草津が風を味方に、何度も札幌ゴールに迫る。
枠にいく強烈なシュートはGK李昊乗イ・ホスン)がはじき出し、草津のシュートレンジには札幌DFが体を張ってシュートコースを作らせない。
後半36分にはFWジオゴを下げ、サイドバック日高拓磨を入れてきた。このまま逃げ切って勝利できるはずだったが…。


後半アディショナルタイムザスパ草津のセットプレー。
途中交代で入った中村英之がヘディングシュートを決め、同点ゴールを決めてしまう。1−1。
さらに後半終了間際、右サイドのペナルティエリアぎりぎりでザスパ草津直接フリーキックを得る。
これをグラウンダーのパスで、中央の選手がスルーしファーのアレックスがシュート。これを決められて、劇的な逆転をされてしまった。2−1。


2−1で試合終了し、コンサドーレ札幌は昇格争いに痛い1敗。
同時刻キックオフのサガン鳥栖vsギラヴァンツ北九州は2−3でサガン鳥栖も敗れるが、札幌の4位は変わらず、3位と勝ち点差3に。
次節は徳島ヴォルティスサガン鳥栖の直接対決があるが、コンサドーレが平塚で湘南ベルマーレに負けようものなら、昇格の望みが絶たれる可能性まで出てきてしまった。
もちろん、勝てば、ライバルが潰し合うのだから可能性だってある。


次節は土曜に湘南と札幌が試合をし、日曜に徳島と鳥栖が闘う。もし札幌が負けたなら、徳島と鳥栖は引き分けで共に昇格できてしまう、危険なシチュエーションも考えられる。
仮にそうなったとして、徳島と鳥栖が最初から引き分けましょうとはしないと思う(相手はいざ知らず勝てばいいはず)が、後半終了間際で同点だったら、お互いにリスクのある攻めはせず引き分けを待つ状況が起こり得るはず。実際、W杯の予選リーグで見た記憶がある。
とにかく、札幌は湘南ベルマーレを下すしかない。連敗中で、徳島に逆転負けを喫し、その前は秋以降勝利のなかった横浜FCに勝利を謙譲、4日前の天皇杯でも福岡大学と延長戦までもつれている。今のコンサドーレの力なら、必ず湘南ベルマーレを倒せるはず!


自分はマリノスサポーターなので次節は等々力に行ってしまうが、コンササポの皆さんを信じて果報を待ちます。結果がどうなろうと、最後まで全力を出し切って後悔することのないよう、頑張ってほしいと思います。
そして、次に自分がコンサドーレ札幌を見るときは敵として、J1リーグナビスコカップで逢えることを、心からお祈り申し上げます。


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