第91回天皇杯全日本サッカー選手権大会4回戦 横浜F・マリノスvs松本山雅FC

今日は天皇杯4回戦、横浜F・マリノスvs松本山雅FC
富山県総合運動公園陸上競技場へ行ってきました。


昨日から富山は雪が降っていて、少し積もっているらしい。
飛行機で行くと決めていたので、羽田空港に着いても、無事富山に着けるのかが懸念された。
無事に富山空港へ着けたが、使用機遅れのため10分遅くなった。悪天候の場合は小松空港着陸か羽田へ引き返す条件付きのフライトだったが、それは回避されてくれた。


富山空港からは徒歩で行くつもりだったが、運動公園行きのバスがあったので、これに乗車。
開門する少し前に、どうにか富山県総合運動公園陸上競技場へ到着。
着いてみれば、松本山雅サポーターが多数!マリノスサポーターもそれなりに多く足を運んでいるが、明らかに山雅の方が多い。
コンコースは大盛況で、両クラブのグッズ販売は人だかり。松本山雅は背番号3の松田直樹ユニフォームを売っている。
富山グルメは富山ブラックが完売。氷見牛串、白えびギョーザが美味でした。


入場時はピッチ上に雪が残っていて、地元の高校生らが除雪作業そしていたところ。
試合開始までにはほぼ完全に除雪されて、いいピッチコンディションになってくれた。


試合は、いきなり松本山雅が攻め込んでくる。先制シュートを放ち、序盤の油断を突いてくる。
飯倉大樹のファインセーブに助けられたが、同時に松本山雅のこの試合にかける気迫を感じた。もし先制されようものなら、状況は苦しくなってしまうはずだ。


時間がたつにつれて、マリノスがポゼッションできるようになってくる。
前半28分、バイタルエリアのこぼれ玉を小野裕二がシュートし、先制!1−0。
試合を左右する先制点を、マリノスが奪うことができた。
渡邉千真もゴールを狙うが、裏に抜けて放ったシュートはゴールポスト直撃。惜しい!


後半になると、さらにマリノス優位の展開に。
松本山雅横浜FCアルビレックス新潟を破ったとはいえ、普段はJFLと対戦。そのためか、セカンドボールが面白いように拾える。JFLでは取られない間合いに追い付けたり、深い位置でボールを奪えたり、DFの裏を通したり。


後半28分に小野裕二が追加点を決めると、後半30分には中村俊輔のファーのクロスにダイビングヘッドでハットトリック達成。3−0。
終盤にはカウンターから小野裕二が引き付けて中村俊輔へパス、簡単に流し込んで4−0とし、試合を締めた。


4−0で横浜F・マリノスが勝利し、準々決勝進出。二度のアップセットを見せた松本山雅FCは、ここで姿を消した。


この試合、もし松田直樹がいたらどうだったか…。そう考えた人は少なくなかったはず。
4−0で圧勝したが、マツがいたら簡単には決めさせんと強烈なタックルやドリブルでの攻撃参加など、随所で存在感を出したんじゃないかと思わずにはいられない。本人も、マリノスと対戦するのを強く望んでいたようだし。
改めて惜しい人を亡くしたと思うが、そのマツがいたから10,120人もの観衆を呼び寄せ、かけがえの無い試合にしてくれたのだと思う。
松本山雅は内容、結果とも厳しいものになっただろうが、松田直樹が伝えたかったものが形になり、たくさんのサポーターを呼び寄せたのだから。


試合後はマリノスの選手が松本山雅サポーターの前に頭を下げにいき、エフマリノスコールを山雅サポーターがしてくれた。松本山雅の選手もマリノスサポーターの前に現れ、松本山雅コールでお返し。
(コールリーダーはしてくれなかったので、自分が最初にコールして、周りが反応してくれたけど、太鼓は叩いてくれなかったなぁ…(#-_-)。)


松田直樹に対する黙祷やコールなどはなかったけど、それは来月のメモリアルゲームでたっぷりやればいいのかな。亡き人を大切にするのも大事だが、引きずってばかりもいられないし。
松本山雅はよく長野をけなすので悪い印象をもっていたけど、良い面を見ることができたのはとても良かった。
来年は降格の可能性もあるJ2リーグになるけど、いずれ松本山雅FCは国内屈指の強豪になると思う。AC長野パルセイロも長野県のクラブとして遅れを取らないでほしいし、マリノスだってうかうかしていられない。年間チケットの売り上げではFC東京川崎フロンターレにも抜かれているんだし。


会場を後にし、富山駅へ。シャトルバスに乗るが、渋滞。
いつぞやのビッグスワンから新潟駅へのシャトルバスと同じ。1時間15分かかって富山駅に到着した。
富山駅からは特急と在来線で長野へ行き、親の単身赴任先で一泊。長野市に入ると雪がなくなりました。
夜に見たNHKサタデースポーツは、今回の試合がトップ。注目の一戦として見てくれたNHKにも感謝だねぇ…。


★きょうの歩数…13806歩


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