明治安田生命J1リーグ第30節、ジュビロ磐田vs横浜F・マリノス。
静岡スタジアムエコパへ行ってきました。
今日は静岡の休日乗り放題きっぷを使っての遠征。
横浜駅まで定期券で行き、そこから相鉄線、小田急線で新松田まで。松田駅で休日乗り放題きっぷを購入し、そこからエコパの最寄り愛野駅まで行く。
帰りは、愛野駅から御殿場経由で国府津まで乗り、そこから切符と定期券を併用する予定。
もっとも、この予定は台風22号の襲来により変更を余儀なくされるのだが。
こういう行程にするのは、一番にお金の節約。
新幹線で行けば一番早く楽に行けるが、新横浜から愛野を新幹線利用で往復すれば14,020円。
これを、今回の行程なら3,928円(定期券併用)で済んでしまう。乗車時間は長くなるが、この機会になかなか進まないドラゴンクエスト11を進められればと思っていたりする。
始発で出発し、愛野駅まで大幅な遅延などはなく、到着。
数分の遅れはあったが、そこは問題ではない。御殿場線の車内アナウンスで、本日は台風22号の接近のため本数を減らす、直通運転の中止という旨があった。
帰りも御殿場線がフリー区間なので目一杯利用する予定だが、状況を見て熱海経由で帰るように変えないといけなさそうだ。
愛野駅を出ると、既に外は大雨。
開門までの時間、並んで待てばそれだけでびしょ濡れになる。駅付近のセブンイレブンにフードコートがあったので、そこで昼食。
エコパのレストハウスでも休憩をしたのち、開門する直前から並んで入場。
15時になり、試合開始。
開始早々に右サイドからのクロスを、伊藤翔がヘディングで合わせるが、これはゴール左に外れる。
試合開始前にはジュビロ磐田のサポーターからブーイングされた伊藤翔だが、だからこそこれが決まっていい先制パンチになってほしかった。
(ブーイングの理由は、単に元清水エスパルスなだけかと思われる)
最初に決定的チャンスは作れたが、ここからは磐田に主導権を握られる。
前半30分、思わぬ形で先制点を得る。
雨は大雨がずっと降り続き、最初は大丈夫だったピッチに水たまりが出来始める。
磐田のパスが水たまりで止まり、そこから奪ってショートカウンター。遠藤渓太が回り込むように抜け出そうとし、相手選手に倒されてペナルティキックの判定。
このPK、蹴るのは伊藤翔。左隅に蹴ったシュートはカミンスキーに弾かれるが、こぼれ球を詰めてゴール。ヒヤヒヤさせやがって…(;´∀`)
前半はリードで折り返したかったが、そうはいかなかった。
中村俊輔のフリーキックは外れて事なきを得たが、この日一番の活躍をされたのが川又堅碁。
前半終了間際、ペナルティアーク付近で反転させて強引にシュートを打つと、速いとは言えないゴロのシュートがギリギリ飯倉大樹の届かないコースに転がり、決まってしまう。
前半は1−1で折り返した。
前半終了、磐田1-1横浜FM。
— 日本縦断トリコ (@yokohamarosa) 2017年10月29日
雨のピッチでボールが止まるとカウンター、遠藤が倒されて得たPKを伊藤翔が決めて先制。川又にペナルティアーク付近から反転シュートを決められるが、内容は悪くないですよ。 pic.twitter.com/0fVzjcFdgA
後半になり、雨はさらに勢いを増す。
後半20分、喜田拓也のバックパスを受けた飯倉大樹のトラップが大きくなり、アダイウトンにボールを奪われると中央へパス。
中央で川又堅碁がキーパーのいないゴールへ流し込み、失点。
このピッチ状況でバックパスはリスクが高い。そこを突いてか、川又堅碁は前半から積極的にプレスをしていた。
それが、実を結んでしまった格好。しっかり最終ラインから組み立てて攻めるのはいいが、タッチラインを割ってでももっとイージーに処理できなかったものか。
失点したものは取り返すしかない。時間は充分にある。あるはずだった。だが、実際はもう無かった。
雨はさらに酷くなり、ピッチ上でボールが弾まず、転がりもしなくなってきた。
富樫敬真やイッペイ・シノヅカを投入するも、このピッチではいつものサッカーができない。ゴロのパスも、ドリブルもできない。
水たまりに落とせばディフェンスラインの裏にいいパスを出せるのだが、そうしても、そこからのボールコントロールが利かない。
パスを浮かせようとするが、それにも一苦労要るような状態。
田んぼサッカーじゃねーか!
こうなれば、もうゴールは生まれない。それは2001年の三ツ沢球技場で行われたナビスコカップ準決勝第2戦・名古屋グランパスエイト戦でもそうだった。
筆者は見ることができなかったが、2004年のアウェイ、ペルシク・ケディリ戦もそうだったと推測される。
こういうピッチ状況では中止もあり得る。2年前の天皇杯2回戦、横浜F・マリノスvsMIOびわこ滋賀戦や、2009年のJ1リーグ、鹿島アントラーズvs川崎フロンターレでも中止にはなった。
だが、今日の試合は中止にはならない。中止にして再開試合を別途やってほしいところなのだが、そこは審判や主催側の判断に委ねられる。
アジアで勝つ力を得るためにも、こういう状況でゴールを決める経験をしてほしかったが、それは叶わなかった。
2−1で試合終了。
4日前の天皇杯では勝ったが、リーグ戦でも勝利とはならなかった。
これで、横浜F・マリノスは5位に後退。
一時間遅くキックオフされた北海道コンサドーレ札幌vs鹿島アントラーズで鹿島が勝利したため、リーグ優勝の可能性は完全消滅。
もちろん2位の可能性も厳しいが、3位は充分狙える。次節はセレッソ大阪を直接引き摺り下ろすチャンスだし、柏レイソルも首位鹿島アントラーズ戦を残している。
今季のクラブの目標は、ACL出場権の獲得。リーグ2位が難しいため出場権獲得は年をまたぐことにはまるが、勝ち続けるしかない。
残り3試合を、変に3連勝と思わず、目の前の試合に一つずつ勝つことで目標達成に頑張って行こう。
勝ったジュビロ磐田は6位のままだが、横浜F・マリノスとの勝ち点差を1にまで詰めてきてしまった。
磐田にとってはACL出場権があればもうけもので、とにかく順位を上げて順位賞金を多く手にしたいところだろう。
磐田の残りの対戦相手は柏、鳥栖、鹿島。楽な相手ではないのだろうが、少なくとも柏レイソルを倒せば確実に順位が上がる状況にはなった。
さて、静岡スタジアムエコパを後にする。
しかし17時の時点で台風が静岡のあたりに来ているらしく、大雨は弱まる気配がない。
今日は翌日の仕事を考えて、雨ざらしで応援したい気持ちをこらえて屋根下で応援したが、もう10年以上使っていなかったポンチョを使う。
それでも、膝から下がぐっしょりになる大雨。階段は噴水のように水が流れ、橋の上から心配そうに道路を見つめる人もいたり。
愛野駅に着けば、案の定東海道線がストップ。並行して走る新幹線も低速運転だった。
愛野駅から東海道線が来て乗ることはできたが、途中何度もストップ。特に金谷駅で1時間は待たされた。
静岡駅の直前でもホームが別の列車でいっぱいで入線できず、結局静岡駅までで4時間もかかる羽目に。
こうなると、静岡駅から帰れる手段はただ一つ。新幹線のみ。
在来線で横浜まで帰る最終電車は21:13静岡駅発の列車になるし、仮にそれに乗れたとしてもダイヤ通りに運行できるとは思えない。
静岡駅に着いた時点で21時半を過ぎていたので、国府津から定期区間までの切符を払い戻し、同時に静岡駅から新横浜駅までの新幹線の切符を購入。
切符を払い戻した分のキャッシュバックはあるものの、新幹線にしたことで5,070円支払う羽目に。もちろん休日乗り放題きっぷとの併用はできない。
救いなのは、結果的に帰宅時間が予定とあまり変わらなかったこと。
当初の予定は御殿場線を経由してゆっくり帰るものだったから、23時過ぎに帰宅も、帰宅時間が大幅に遅くなったわけではなかった。それだけが救いかな…。
ただ、このように旅にはアクシデントが付き物。これもまた楽しむくらいのつもりで行かないといけませんね。
★きょうの歩数…18183歩