Jリーグディビジョン2第24節 東京ヴェルディvsコンサドーレ札幌

Jリーグディビジョン2第24節、東京ヴェルディvsコンサドーレ札幌
味の素スタジアムへ行ってきました。


試合は2−1でコンサドーレ札幌の敗戦。


今回もビジター側で観戦。開門は16:30とのことだったが、16時ジャスト前後に雨が降りだし、それが強くなって雷も鳴り出す。
そのためか、開門が早くなって16:10には味の素スタジアムへ入場できた。
雨は強くなっていたが、すぐにやんだ模様。雷鳴も大きかったが、試合開催には問題なさそうだ。


今日はチームキャプテン河合竜二の35歳バースデー。
しかし、先月に負傷した怪我か、慢性的に抱えていた怪我のためか、今回はメンバーに登録されていない。
ぜひとも今日の試合、勝利を河合キャプテンへの誕生日プレゼントにしてほしかったが…。


18時に試合開始。
前半7分、森勇介のクロスをGK杉山哲が飛び出してキャッチ…しきれず、こぼしてしまう。
これを西紀寛がシュートし、DFのカバーも防ぎきれず失点。1−0。
昨年から試合に出ては危なっかしい、または敗戦につながるミスをし続けてしまっていた杉山哲
ここ数試合では安定感も出てきて、ファインセーブも見せたりして、鹿島アントラーズで評価されながら経験を積めなかった選手がようやく開花したのかと思ったが…。
もうこのミスはかばいきれない。こんなに致命的なミスが多い杉山哲からレギュラーを奪えない他のキーパーもどうかと思うが。


だが、試合中にミスを責めても仕方がない。
ピッチに立つ以上は気持ちを切り替えて、これ以上の失点を防ぐことを考えてやってもらわないといけない。


ビハインドは背負ったが、そこからコンサドーレはチャンスを何度も作る。
シュートは何度も打てているが、なかなか枠を捉えきれない。この暑さで後半バテないうちに、決めきってほしいのだが…。
攻めはいいのだが、相手ボールの対応が気になる。ビハインドで相手GKの足元にボールがあって、時間を使われているのになぜすぐ詰めないのか。暑くて無駄走りしたくないのかもしれないが、そこを詰めなければチャンスが減るだけなのに。


後半15分には、またも西紀寛に失点を許してしまう。2−0。
これで勝利への希望を失ったか、コンサドーレのサポーターの応援が一気にトーンダウンしたように見えた。
だが、ここでコンササポが応援を止めてどうする。コールリーダー周辺は跳ねて声も出ていたが、そこから少し離れた場所は帯の中でもほとんどが動きなく、声も出ていないように見受けられた。
これでは選手の足が止まっても責められないはず。同じ状態を自らもしてしまっているのだから。
元々まったり観戦な人はだまっててもいいけど、熱烈サポーターでやっているのなら、暑さに抗いながら戦う選手をチャントや手拍子で後押ししてほしかった。


後半28分には、前田俊介のシュートの跳ね返りを内村圭宏が詰めて1点差に。2−1。
ここまでは一昨年の、同じ場所でのヴェルディ戦と同じ。
今日は負けるのではなく、勝ち切ってほしかった。チョ・ソンジンのヘディングシュートはクロスバーに当たり、決めきれなかった。


終盤は何度もヴェルディのゴールに迫るが、ヴェルディもなかなか肝心なところを抜けさせてくれない。
パスをカットされたりドリブルを止められたりして怒るコンササポが一部(一人?)いたが、トライして失敗した結果を責めるのは良くない。サッカーの攻撃なんて、何度もやって数回決まればいいものなんだから。もし失敗を恐れてトライしない選手がいれば、それは怒っていいと思う。


試合は2−1で終了。コンサドーレ札幌は連勝ならず。
プレーする選手にも、応援するサポーターにも未熟さを感じずにはいられないものがあった。
僭越なことを言って申し訳ないが、そういったところを改善して強いクラブになってほしい。
道産子なら、開拓者精神があると思っている。冬になると雪深くなる北海道を開拓して、今の街があるわけで。
始めから雪に悩まされず住めている土地の人にはない強さを、選手にもサポーターにも出し切ってほしい。


ゴール裏のサポーターに選手が向かうと、拍手が起こった。
今日の試合は拍手されるものではないと思うが、ブーイングがあったとして、それも正しいのかと思ったり。
こないだツイッターで、特別指定選手工藤光輝選手がこうつぶやいてたけどさ。
https://twitter.com/mitsu_0823/status/352431508620984320
結局、拍手で励まされている。選手の味わう辛さを痛感して涙する人もいたかもしれない。
変えるのは選手一人の力では無理。チームなんだから各選手が意識してやらなければいけないし、サポーターも変えてもらうのを受け身に待つのではなく、自らできることを考えて、自分にできる範囲でやっていってほしい。やみくもに叱咤激励するんじゃなく、言葉がどう伝わって力を引き出せるか、良い方向へ持っていけるかを。


色々考えさせられた試合でした。


★きょうの歩数…17416歩


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