明治安田生命J1リーグ第10節 北海道コンサドーレ札幌-横浜F・マリノス

明治安田生命J1リーグ第10節、北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス
札幌厚別公園競技場へ行ってきました。


雨は試合開始までやまなかったが、弱い雨にはなっていた。
厚別の名物とも言える強風はなく、弱い北風が吹く。寒いといえば寒いが、シャツの重ね着で充分しのげる程度でした。


前半はほぼマリノスが試合の主導権を握る。
開始早々にウーゴ・ヴィエイラがフリーでヘディングシュートを放つも正面でGKク・ソンユンに弾き出されるが、何度も札幌ゴールに迫り、幾度となくコーナーキックを得る。


前半44分、マリノスが先制。

セットプレーから、中澤佑二が折り返して金井貢史がゴール前でダイビングヘッド。0−1。
金井はジェフ千葉在籍時でもアウェイ札幌でゴールを決めていたが、その時は最終的に札幌に敗れている。
今日は勝利につながる先制点にしたいぞ。

ハーフタイムに、ケーブルテレビのJCOMのマスコット、ざっくぅが登場。それも、何体も。

ハーフタイムショーとして、コンサドーレのマスコットのドーレくんと競争をして、たくさんのざっくぅが妨害する形でざっくぅが競争に勝った模様。
あの風体だと、普通に走ったらドーレくんさんの方が速いでしょうからねぇ…(;´∀`)。


後半になると、前半とは違い札幌のチャンスも増えてくる。ハーフタイムで修正できてしまったか。
後半4分にゴール前で都倉賢が足元にボールを納め、同点ゴールを決められてしまう。1−1。

3試合目ではあるが、マリノスは厚別で初失点。まずは2点目を取りたいところ。


しかし、その2点目が、筆者と同じ札幌市白石区出身の選手に決められてしまう。2−1。

ショートカウンターを菅大輝にカットされてしまうと、マリノスの右サイドを攻め込み左足クロス、そこに走りこんだのは、まさかのDF進藤亮佑。
進藤はセンターバックのはず。昨年のニッパツでは札幌の自陣で齋藤学にボールを奪われ、富樫敬真のゴールに繋がるミスをしていた選手。
あれから暫くレギュラーも失ったこともあって、今日の試合は気合が入っているとは聞いていた。しかしゴールという形で決められるとはなぁ…。


もちろん、このままでは終われない。
遠藤渓太、伊藤翔中町公祐を投入し札幌ゴールへ何度も攻め込む。
ギリギリでのクリアが続いたあと、いい位置で直接フリーキックを得ると、天野純がゴール右隅へ絶妙なシュートを放つ!
しかし、これを身長195cmのGKク・ソンユンがビッグセーブ。並のキーパーだったら確実に決まっていたコースだったが、防がれてしまった。
ク・ソンユンもまた、昨年のマリノス戦ではオウンゴールやキャッチミスがあった分、この試合で活躍したい思いがあったのかもしれない。


4分のアディショナルタイムも追いつくことはできず、試合終了。2−1。
これにより、リーグ戦での札幌戦は初黒星。そして、早くも今季5敗目。優勝を標ぼうしていながら、かなり厳しい状態に追い込まれてしまった。

前半は良かった。前半のうちに1ゴールしか得られなかったのが悔やまれるし、後半に相手が修正してきて、そこに対応しきれなかったのか。
札幌はゲームメイクできるようになったけど、まだまだかな…と思ったら、見事にやられた。
順位が上から4番目の札幌と、下から4番目のマリノス。完全に立場が入れ替わったなぁ…。


この敗戦は悔しい。21年前のナビスコカップでの敗戦と同じではないが、それを思い出した。
もちろん負けたからと言って憎しみの対象にすることはない。憎むなら勝てなかった、こちらの力の無さを憎むべきなので。
この悔しさは、10月5日のホームゲームで晴らすしかない。
そのためにも、3日後はホームで鹿島アントラーズを倒して、そこから勝ち続けないと。
中断明けからなんて言ってたら、ほぼ半分の15試合を消化してしまうのだから。


勝った北海道コンサドーレ札幌は、やはり力を付けていた。
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督だけでなく、即戦力の補強も多く成功し、さらに生え抜き選手の成長も著しい。
さらに、応援もとてもよくなっている。今日は屋根のない厚別で反響効果こそなかったが、声がよく出ていて響き渡る。
10月5日は金曜日ではあるが、入念な準備をして全力で迎え撃たないといけないな。


★きょうの歩数…33305歩


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