Jリーグディビジョン1第21節 コンサドーレ札幌vsベガルタ仙台

スカパーで、出掛けるギリギリまでテレビ観戦。
前半12分、ベガルタ仙台コーナーキックを得ると、DFの渡邉広大が高い打点のヘディングで決めてしまう。0−1。
新外国人が入って名古屋グランパスに勝利したが、前節のセレッソ大阪には0−4で敗戦。これで自信を失ってしまうと、また負け続けてしまいかねない。


今日を先発のFW柳沢敦が相変わらずのいい動き出しを見せ、ウイルソンが活きる。前節横浜F・マリノス戦はそれで同点ゴールのPKを獲得したイメージがあって、その起用なんだろう。


コンサドーレ札幌はFWテレがフッキを彷彿とさせるガチムチな体型だが、まだ実力は活かされていない。MFハモンもいいパスを出すが、まだまだチームにフィットしきれていないように見える。
今、コンサドーレで一番生きているのは山本真希に思える。コースをついたミドルシュートはGK林卓人に阻まれたが、そこのセンスは際立って見えるものもある。


後半、石崎信弘監督はフォーメーションをいじってきた。
この采配が的中したか、右サイドからのクロスに、中央に走りこんだDF日高拓磨がフリーでヘディングシュートを決める!1−1。
日高拓磨サイドバックの選手だが、ここに走りこむとは!コンサドーレ札幌が同点に追いついた。
首位が最下位には負けられないとばかりに、ベガルタ仙台は勝ち越し点を狙いにくる。時間がなくなれば、プレーの再開を急ぐ。


4分のアディショナルタイムも経過し、最後に思いがけない展開が待っていた。
後半42分に交代で入った岡本賢明のクロスが、ニアでDF渡邉広大の足に当たってボールはゴールの中へ。2−1。
序盤に先制点を奪った渡邉広大がチャラにしてしまったオウンゴール。このまま試合は終了し、最下位のコンサドーレ札幌が首位のベガルタ仙台を破る金星!


この勝利で、コンサドーレ札幌は勝ち点を10に。まだガンバ大阪とは勝ち点7の差があって、今夜の大阪ダービー次第ではまた離されるかもしれない。
まだ残留争いにも加わりきれていないが、まずは着実に一つ一つを勝つしかない。残留できなくても、来季以降をしっかり戦えるためにも。


ベガルタ仙台は、夏場に失速する不安を持ったまま来ているように見える。
実際、ナビスコ杯含めて6試合勝利なしの状態。前期の勢いが良かっただけに、長いシーズンを戦う以上こうなるのは予測できていたとは思うが、仙台より暑くないはずの札幌で負けたのは計算外だっただろう。


もう少し勝利の雰囲気を見ていたかったが、ここでニッパツ三ツ沢球技場へ出発した。

Jリーグディビジョン1第21節 横浜F・マリノスvsアルビレックス新潟

Jリーグディビジョン1第21節、横浜F・マリノスvsアルビレックス新潟
ニッパツ三ツ沢球技場へ行ってきました。


今日の天気は微妙。三ツ沢公園最寄りのファミリーマートは混雑していたが、それでも並んで45リットルのゴミ袋を購入。状況次第では雨の日サービスのビニール袋配布がニッパツ三ツ沢球技場であるとのことだが、降りだしてからビニール袋を貰って荷物を守るのまでをとっさにできなくなる可能性があるので。
16時55分ごろ到着。一般入場列は列をなして待機していたが、年間チケットで悠々と入場。


雨は、時折パラパラと降る程度でした。


試合。
序盤は新潟陣内へ攻め込むもシュートまで行けず、一本のカウンターから失点。左サイドを攻め込まれ、ゴールラインを割りそうなボールを拾われると、ニアで田中亜土夢が決めてしまった。0−1。
ゴール裏の周囲からは、審判のジャッジに対する不満が何度も聞かれた。度々ハンドがあったという。今日の主審は故意でないとすれば、多少有利に傾いても反則を取らないのだろう。そこにイライラすると自滅してしまうから、選手のためにも冷静になってほしいのだが…。


後半になって、巻き返した。
後半17分、右サイドでマルキーニョスと相手DFが競り合い、ボールはゴールラインへ転がる。DFはゴールキックになるとして見送ったボールがコーナーキックになった。
直後のコーナーキック中澤佑二のヘディングシュートを相手DFのディフレクションがあってもう一度コーナーキックになり、このコーナーキックボンバーヘッドが決めた!1−1。
まるでバレーボールのバックアタックのように飛び込んできたボンバーヘッドは、2度目をきれいに決めてきた!相手も、まさか同じ選手に合わせるとは思わなかったのかもしれない。


この直後に失点してはいけないと思っていたが、それをまんまとやられてしまった。
後半20分、またも左サイドから攻め込まれ崩され、最後はファーから走りこんだ田中亜土夢に決められる。1−2。
柳下正明監督は守りを固めるイメージがないが、いつぞやの試合で浦和レッドダイヤモンズペトロビッチ監督のコメントで、「守りを固められた」というようなことを言っていたかと。残留争いになりふり構わずというのもあるだろうし、ジュビロ磐田コンサドーレ札幌とは事情の違う采配も考えられる。実際、西野朗監督もガンバ大阪ヴィッセル神戸では少し違うらしいし。
守られれば、得意のサイド攻撃は難しくなる。しかし、セットプレーなら状況は一緒。次も打開したのはセットプレーだった。


後半24分、左45度の位置で直接フリーキックのチャンス。
中村俊輔の放ったフリーキックマルキーニョスが頭ですらし、ゴール!2−2。
5月のサンフレッチェ広島戦で山岸智に競り負けない強さを見せたマルキーニョス、ここでも競り合いの強さがあったか、決めてくれた。


後半42分、今度は右45度からの直接フリーキック
これをまたもボンバーヘッド中澤佑二のヘディングシュートはGK東口順昭が弾くが、ボールはゴールの中へ!3−2。


終盤で勝ち越し、このまま4分のアディショナルタイムも消化し、試合終了。
横浜F・マリノスはこれでリーグ戦14試合連続無敗とし、順位を7位から5位まで上げた。
首位だったベガルタ仙台が敗れ、3位の浦和レッドダイヤモンズも敗戦。上位との差がぐっと詰まってきた。
次節は日産スタジアム神奈川ダービー。ホームタウンもホームスタジアムも違うのにダービーマッチとは言わないのだが、同じ神奈川県であるがゆえに負けたくはない。


一方のアルビレックス新潟は流れで2度崩しながらの敗戦。J1リーグ通産100勝は次節以降へお預けになった。
多分残留はできると思うけど、気は抜けないだろうね。ヤンツーのサッカーが浸透すればいいチームになると思うので、アルビレックス新潟のサポーターには長い目で見ていってほしいと思う。


★きょうの歩数…13120歩


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