激戦の末に見たものは…

筆者は、まれにみる(?)親韓家である。
W杯の韓国4位の快挙、この日記の2002年6月を見ればわかっていただけるのだが、諸手を上げて喜んだ。
何より、トルコに負けた日本の二の轍を踏まずにイタリアを逆転勝利で下したのが嬉しかった。
そして、この活躍はアジアの水準底上げにも大きく影響してくれると確信した。
もちろん、日本より上を行かれて悔しいのもある。
韓国は好きな方だからこそ、韓国を倒してほしい。
あの世界屈指のアウェイで戦う日本を見たい。そう思いながら、テンションは高まっていった。

今晩19時より、TBSテレビにて韓国vs日本を観戦した。
なんと、ゲスト解説にノ・ジョンユン。今は釜山(プサン)アイコンスに所属しているのか。
当然、韓国を知り尽くしているはずの人だから、解説にはうってつけというわけか( ´∀`)

ボールを奪われカウンターになりかけると、中田浩二がすかさずファウルで止めた。開始7分、早くもイエローカードが出される。
日本代表でありながら、中田浩二のやってるサッカーは鹿島そのもの。
これが他の所属の選手に伝染しない事を切に願う。
それに、突破を許してでも警告は避けるべきではないか。そう思えば軽率な行為である。

試合はまず日本がペースを握る。
小笠原満男、視野が広い。そしていいパスを出す。嫌いだけど、実力は認めるべきところ。
特に、GKイ・ウンジェが見送ってしまったループシュートは惜しかった。

小笠原満男だけではなく、中山雅史もいい動きを見せてくれた。
惜しくもオフサイドになったが、相手に冷や汗をかかせたのは効果があるはず。

前半30分あたりから、韓国は守備陣形を変えたか?
急に流れは韓国に向き、何度もゴールを脅かされる。
なべやかん似のイ・チョンスサンターナターンで服部をかわし、ボレーシュート
やられたー!と思ったが、ポストに当たりゴールの外へ。あっぶねぇ…( ;´Д`)

気がつくと、柳想鐵のユニホームが破れて、はだけている。
前半終了までユくんはこのままプレー。まるで、現役時代のオスワルド・アルディレス
横浜F・マリノスでは、そのアルディレス監督の元でプレーした。
その影響かい?(^-^;

0−0で前半終了。ここでCM。
そういえば試合中にCM入らなかったな。代表戦なら、これでもスポンサーつくんだろう。
Jリーグだと試合中でも入っちゃう。もちろん、中継やってくれるだけマシではある。

後半に、おっくんこと奥大介が登場。
FW山下芳輝に代わって入り、三都主をFWにして、奥大介三都主のいたところに入ったか。

後半も、韓国が押し気味に試合の主導権を握る。
着替えたサンチョルに、2度フリーで打たれるが事なきを得る。
日本もいい位置でボールを奪って攻め、フリーで中山雅史がシュートを放つが、力が入ってかゴールバーの上。

さらに、深い位置で中田浩二がパスを受けるがGKイ・ウンジェに止められ倒れる。
これ、トッティみたいに運が悪かったらカード出てるぞ。シミュレーションだろって感じで。
当人はどう思ってるか知らないが、前半のイエローカードというのが気持ち悪くのしかかって見えた。

もう一つシミュレーション疑惑。
安貞桓の突破を、同じ清水エスパルスDF森岡隆三がタックル。
笛はなし。これにジーコ監督は怒っていたようだが、スロー映像で見たら足かかってたぞ(汗)
審判に文句言う人って、大体こうだよね。

0−0のまま、残り時間が少なくなってきた。
実況の清水大輔アナも引き分けのケースの話をし始め、このままドローか…と思いかけた後半ロスタイム、今まで張り詰めた緊張の糸が切れるような事態が起こった。

右サイドから、永井雄一郎が相手ペナルティエリア内でドリブルを仕掛け、韓国DFのクリアが入るが、永井雄一郎に跳ね返って韓国ゴールへ入った!
ほどなく試合は終了。0−1、思わぬ偶然からジーコジャパン初勝利を得た。
永井雄一郎は嬉しそうな表情。それも、「決めたぞ!」ではなく「ラッキー♪」という感じ。
確かにラッキー以外の何者でもない。久保が怪我で辞退し、中山に代わっての途中交代。
補欠召集され、短い時間でああいうゴール。そういう表情になるのも無理はないか。

試合前、あの韓国の大アウェイの中で、日本はどれだけ頑張ってくれるのだろうと高ぶらせていた気持ちは、一体どこへ行ったのやら。
決められた韓国は、もっと呆気に取られていたんだろうか。
こっちは勝てたわけだが、呆気に取られた格好。
これがサッカーの面白さというのだろうが、なんとも妙な気持ち。
当然、嬉しいんだけどねヽ(´ー`)ノ

そんな妙な気分のまま、22時から千葉テレビどうでしょうリターンズを見た。
ネタバレを考慮して内容には触れないが、面白いねぇ。
来週は横浜国際でベガルタ仙台戦があるので、ビデオで見なくちゃね。

★きょうの歩数…10009歩


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