21時半あたりから、NHK総合でドイツW杯日本vsオーストラリアを観戦!
ジーコジャパンのこれまでの不満はあるものの、だからといってぶざまな成績で終わってもらうわけにはいかない。
4年前、川口能活は試合に出られずベンチを暖めていた。
4年前、中村俊輔は最終選考から外された。
4年前、高原直泰は肺血栓塞栓症のために試合をできなかった。
他の選手も、様々な思いがあってこの大会に臨んでいるはず。監督が誰であろうと関係ない。4年に1度の舞台で、悔いのないように戦ってきてほしい。


それにしても、ゲスト解説に岡田武史監督と山本昌邦氏とは。ついこないだ対戦してたばかりじゃないか( ;´Д`)。


試合は日本がファーストシュートを放つものの、徐々にオーストラリアペースに。
強烈なシュートが放たれるが、DFが体を張ってブロック!しばらくは耐える時間になるか。


前半26分、中村俊輔がゴール前へハイボールを送る。
柳沢敦高原直泰が競るが、オーストラリアDFとGKも飛ぶ。この時、ボールはなんと誰にも触れずにゴールの中へ!1−0。
スロー映像で見れば、柳沢敦が相手GKにぶつかり、パンチングが空振りに。昔のルールならキーパーチャージなのだろうが、審判はゴールを認めている。何はともあれ、めでたく日本先制!
ゴールの瞬間は外から歓声が聞こえてくるものかと思ったが、呆気に取られるものだったからか、聞こえなかったなぁ(;´∀`)。


その後もオーストラリアがやや押し気味に展開するが、日本にもチャンスが。柳沢敦がシュートチャンスに、躊躇してしまうのがもったいなかった。
シュートの意識は以前に比べて上がっているとは思うが、ブロックを恐れるあたり、柳沢らしさは健在なのか。


前半は1−0で終了。よーし、いい展開じゃないか。


1−0でリードして、後半開始!


後半11分、坪井慶介が負傷して茂庭照幸と交代。ハワイにいた時は、こうなるなど思いもよらなかったのかなぁ。
FC東京でもおなじみのモーニーワ!というコールが起こる。絶対ドイツで、両手で輪を作ってコールしている人がいるな(;´∀`)。


その後は日本のチャンスも増える。三都主タッチラインとは逆の裏街道でドリブル突破をしたり、高原直泰が抜け出して決定的なチャンスができるが、シュートチャンスに柳沢敦がフリーと見るや、横パス。その分シュートのタイミングが遅れてしまい、決められない。
ボカジュニアーズ帰りの高原直泰だったら、強引にでもシュートに行ったのに…。これが悪い目に出なければいいのだが。


ヒディンク監督は次々とカードを切る。韓国代表の時にFWを6人投入して、イタリアのカテナチオを粉砕したのは今でもよく覚えている。
オーストラリアはビハインド。やはり、攻撃の枚数を増やす交代ばかりしてきた。だが、シュートが来ても多くは枠をそれてくれる。
枠に飛ぶシュートも、スーパーハイテンション川口能活がことごとくミラクルセーブ。
やっと、川口能活がW杯の舞台で勝利の雄叫びを上げる、その姿が見られるのか。だが点差は1点、早く追加点がほしいところ。


後半32分、駒野友一が右サイドを攻め込む!シュートチャンスだったが、クロスを選択、そのままゴールラインを割ってしまう。
いつもの、サンフレッチェ広島駒野友一だったらシュートに行った場面だっただろうに。W杯だからか、あるいは日本代表で先輩ばかりだからか、遠慮してしまったのだろうか?


後半34分、ようやくジーコも交代カードを切る。愛弟子の柳沢敦を下げ、小野伸二を投入。
オーストラリアに攻められる回数がなかなか減らないが、中盤を厚くすることで相手の出所を減らし、かつこちらの供給元を増やす采配と判断。
つい柳沢敦にパスしてしまった高原直泰がこれで、自分が強引にでも打たなくてはという意識が高まってくれれば、それも助かる。
そう考えれば、理にかなった采配。不安なのは、結果としての采配ミスにならなければいいが…。


後半39分、オーストラリアのロングスロー。川口能活が飛び出してパンチングに行くがこぼれ、最後は途中交代のケーヒルがGK不在のゴールに決めてしまった。1−1。
うーむ、同点にされてしまったか。ここまで当たっていた川口能活だったが、この判断ミスは張り切りすぎから出てしまったものだろうか。
決められたものは仕方がない。カウンターでもセットプレーでも、勝ち越せるチャンスはあるはず!


後半42分、バイタルエリアへ持ち込んだ福西崇史が強烈なミドルシュート
惜しくも外れるが、福西崇史なら決めてくれそうな気がした。もう一回、このチャンスがあれば…。


後半44分、同点ゴールのケーヒルミドルシュート!これが左ポストを叩き、日本ゴールへ決まってしまう。1−2。
やはり、FWがしかるべきチャンスにシュートを打てなかったのが悔やまれる。もう暑さで消耗もしているだろうが、引き分けならまだしも、このまま負けるわけにはいかない。
今さらだが、大黒将志が入る。完全にゲームプランが崩れましたと言わんばかり。もう少し時間があれば、疲れているオーストラリアDFを翻弄できたのかも知れない。


後半ロスタイム、これも途中交代のアロイージに抜け出され、駒野友一をかわしてゴールへ流し込み、1−3。
3分のロスタイムもゴールは奪えず、タイムアップ。1−3で日本が負けた。

さすがに言葉を失うね。
途中までリードしていたし、油断さえしなければ勝てるだろうと思っていた。
失点を責める気はない。采配も、そんなに悪かったとは思わない。
ただ、FWが決めるべき時に決められなかったこと、それが一番の敗因を言わざるを得ない。それは本人もよくわかっているはずだ。


負けたものはしょうがない。
もっと厄介なクロアチア、ブラジルから勝たなければいけないのは厳しいが、どっちにしろ初めから勝つつもりでいたはず。勝てばいいんだよ。
今日は負けるべくして負けてしまったと思うが、敗因を理解して気をつけて臨めば、十分に勝機はうかがえるはず。


むしろ、いい薬になったんじゃないか。お祭り気分で負けることなど微塵も考えず、浮かれていた人たちが多く日本中にいたはず。
この人たちが負ける悔しさを学び、負けたくない一心で応援してくれるのなら、いい応援になっていきそうな気がする。


★きょうの歩数…9793歩


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