第91回天皇杯全日本サッカー選手権大会準決勝 横浜F・マリノスvs京都サンガF.C.

今日は天皇杯準決勝、横浜F・マリノスvs京都サンガF.C.
国立競技場へ行ってきました。


試合は2−2になり、延長戦の結果2−4で横浜F・マリノスの敗戦。
先にキックオフしていたもう一つの準決勝、セレッソ大阪vsFC東京は谷澤達也の決勝点でFC東京が決勝進出を決めている。
残るJ1リーグクラブは横浜F・マリノスだけとなったが、FC東京は昇格を決めたし、京都サンガF.C.も昇格するだけの実力は充分にある。それは誰もが判っていたはずなのだが…。


前半は京都の波状攻撃に苦しめられる。
ギリギリで飯倉大樹がはじき出し、中澤佑二がクリアし、クロスバーに当たったりゴールポストに当たったりで難を逃れるシーンが何度もあったほど。
そんな状況だったが、前半42分に中村俊輔のスルーパスから渡邉千真が抜け出し、相手GKをかわして先制。1−0。
前半は1−0で折り返し、19年振りの決勝進出が見えてきた。


前半終了間際には小椋祥平イエローカードをもらってしまい、累積2枚目。
決勝進出しても、出場停止になってしまうのが痛いが…。


後半5分、工藤浩平のドリブル突破を許し、決められる。1−1。
先制したが、これで振り出しに。それでも、セットプレーのチャンスは何度も得ている。そこから勝ち越せれば良かったが…。


前半27分、フリーキックのチャンスを京都に与えてしまう。
これを、ドゥトラが直接決めてしまった。1−2。


苦しくなった。失点直後に小野裕二を下げて松本怜を投入するが、スピードを生かすスペースがあるのかどうか。
追い付かなければ終わってしまう。大黒将志を入れ、さらに青山直晃を入れて栗原勇蔵を前線で競らせるパワープレーも敢行。
それでもなかなかゴールを奪えず、アディショナルタイムの4分も経過し切った後半終了間際、中澤佑二のシュートが弾かれたところに大黒将志が決めて、追い付いた。2−2。
ゴールの直後に後半終了。試合は延長戦に持ち越されることになった。


同点にした勢いで勝ち切って欲しかったが、一度落ち着いてしまった。
栗原勇蔵は上げっぱなしにせず、センターバック3枚で3バックにしているように見えた。
それでもじっくり攻めて勝ち越せれば良かった。だが、こちらは交代枠の切り札を使い切っている。相手は、交代枠を一つ残していた。
延長前半14分、ドゥトラに代えて、久保裕也を投入。疲れきった延長戦で、フレッシュな選手に動き回られるのは厳しい。


不安は的中する。延長後半1分、中村俊輔がボールを持ち中澤佑二が重なったところを奪われ、久保裕也に決められる。2−3。
延長戦の残り少ない時間で、また追い付かなければならなくなった。


今一度パワープレーで攻め込むが、延長後半15分にカウンターから失点を許し、万事休す。2−4。
このまま試合は終了し、2011シーズンの横浜F・マリノスが終わった。


しばらく立ち尽くした。茫然自失としていたと思う。
選手は一生懸命やってくれたと思う。フロントも、監督も、批判はされつつも彼らなりに最善は尽くしたんだろう。
だけど、足りなかったものはたくさんあった。社長はACL出場権を逃したことで辞任することになるが、それでも、足りないものを補い、良いものを伸ばしていかなければいけない。


自分自身も、サポーターとしてだけじゃなく、一人の人間としてももっと成長して、支え続け、楽しみ続けたい。
シーズンオフの間には、そういったことを考えて過ごし、実行できるようにする。
今年一年、お疲れ様でした。


★きょうの歩数…14484歩


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