Jリーグディビジョン1第22節 コンサドーレ札幌vsヴィッセル神戸

日産スタジアムへ行く前に、スカパーで札幌厚別公園競技場の生中継をテレビ観戦。
前半2分に、田代有三に早くも先制される。GK杉山哲が弾いたボールに、体勢が崩れながらも足を伸ばしてゴールに流し込んだ。0−1。
前節のベガルタ仙台戦でも早い時間に先制されながら、最終的には勝利したコンサドーレ。ここで下を向かなければ、勝機はある。


前半35分には、FWテレが負傷。内村圭宏と交代を余儀なくされた。
内村圭宏を切り札として入れられなかったのは残念だが、裏を狙う意図があって、テレとは違う攻めでチャンスメークすることはできていた。
前半終了間際には大久保嘉人が腰を痛めたか、まったく起き上がれず担架で運ばれて吉田孝行と交代。吉田孝行も厄介な選手だから、試合展開としてはクオリティを下げないものにはなるが、ゲームプランは少し違ってくるのだと思う。


後半8分、ヴィッセル神戸がいい位置で直接フリーキックを得る。
これを野沢拓也が見事に決めて、追加点。0−2。
コンサドーレのホーム3連勝を期待したが、さすがに今日は厳しいか。しかし、まずは1点を返すしかない。逆転しようと思うと大変でも、1点を返すのならそこまで難しいものではないはず。


後半21分、コンサドーレが相手陣内で細かいパス交換を何度か見せ、ハモンがゴールを向いて裏を取ったところで倒されてホイッスル!PK獲得!
このペナルティキックをハモンがゴール左に決め、1点差に詰め寄る。1−2。


後半29分には途中交代で入ったFW上原慎也が、得意の高い打点のヘディングシュート!ゴール右上のポストに当たって入ったシュートは、GK徳重健太は一歩も動けず。2−2。
2点差になって厳しいと思った試合を、振り出しに戻した!怪我人はまだ多く抱えるコンサドーレだが、前期のようなチームではなくなった。


同点になり、西野朗監督はすかさず動く。長身FWでバロテッリパフォーマンスでも目を引いた都倉賢が入ると、すぐに結果に現れる。
後半36分に左サイドを攻め込まれると、クロスから中央のこぼれを野沢拓也が流し込み、勝ち越し。2−3。
さらに数分後、都倉賢も得意の高さでヘディングを決めて追加点。2−4。


コンサドーレ札幌は2点差を追いつく健闘を見せたが、もう一つ切り札を持っていたヴィッセル神戸が勝利を引き寄せた格好。
コンサドーレは残留へ一つも負けられないので、何が何でも勝利するべきではあったが、降格したってクラブが消滅するわけではない(クラブライセンス制度云々の話はあるが)。最終順位がどうあれ次に繋がるものは見えた試合だったと思う。


それにしても今日のスカパーの実況、「夏休み最後の土曜日」って言っていたけど、北海道の夏休みは短いのだと説明が必要だったんじゃないかな。神戸の視聴者とかは8月31日まで夏休みなのが全国的だと思っているかもしれないし。


はてなアンテナに追加する

日本縦断
トリコロールの勇者

↑弊サイトです。