スタジアムに入ってみると、オレンジ色のポンチョを着た人が多数。ほとんどがAC長野パルセイロのオフィシャルグッズ。
アウェイ側のゴール裏を見れば、松本山雅FCのサポーターも多い。
13時キックオフ。
序盤からお互いにチャンスを演出。ややホームのパルセイロがチャンス多め。
前半41分、パルセイロの選手が深く攻め込み、山雅がたまらず倒してPKに。
このPKを、元ヴァンフォーレ甲府の土橋宏由樹が右下に決め、先制。1−0。
後半12分には、長野の10番MF大橋良隆がレッドカードで退場になってしまう。
数的優位に立った松本山雅は後半30分に同点ゴールを決めるが、その4分後にはパルセイロの13番、藤田信がループシュートを決めて同点に!
このゴールは嬉しかった!嬉しくて諸手を上げて喜んだ。
しかし、松本山雅は数分後にコーナーキックから同点ゴールを決める。
アウェイなのに、ゴールが決まると歓声が大きい。山雅サポーターは結構熱狂的なのかな。去年は天皇杯で湘南ベルマーレを倒しているし、松本市民の期待も大きいんだろう。
数的不利のパルセイロだが、引き分けを狙わない。
あくまで走り、攻め、今日の観衆に勝利で応えたい、そんな気持ちがすごく伝わってきた。
試合は2−2の引き分けで終了したけど、選手の高いモチベーション、サポーターの期待、熱意などが感じられて、とてもいい試合を見せてもらうことができた。
これが4部リーグだなんて…。
日本サッカーは大きくレベルアップしていることを確認できた、とても貴重な経験ができました。
AC長野パルセイロも松本山雅FCもきっとJFLで通用するし、さらに北信越1部リーグにはツエーゲン金沢という、もう一つJFL昇格を狙えそうなクラブもある。
ここは他の地域リーグよりも激戦区なのかもしれない。