朝3時45分に携帯電話のアラームが鳴り、起床。
テレビをつければ、NHK総合でもう日本vsブラジルの中継が。
まだ試合は始まっていなく、これから選手が入場していこうというところ。


大黒将志が見えた。気になるスタメンだが、FWは玉田圭司巻誠一郎のツートップで挑むことになったか。それ以外は予想通り。稲本潤一もいる。


試合開始!
序盤は、ブラジルの猛攻が続く。枠に飛ぶシュートが何本も飛ぶが、GK川口能活がすべてしのぐ。
ブラジルの攻撃をすべてしのいで、限られたチャンスを日本が決めれば勝機はあるはず。


クロアチアが先制した。いいぞ、このまま終わってくれれば、あとは日本が結果を出すのみだ。
2ゴール奪うことは、コンフェデでやれている。すべてしのぐのは、川口能活がマイアミでやれている。決して不可能ではないはず。


前半34分、左サイドのスペースに玉田圭司がウェーブの動きで抜け出し、左足を振りぬいた!ゴール!1−0。
時刻は午前4時30分ごろ。思わず「よし!」と叫び、こぶしを握った。あと1点を奪えば、日本のグループリーグ突破が見えてくる!


前半ロスタイム。
ブラジルが攻め込み、ロナウジーニョが右のスペースへパス。
走りこんだシシーニョが折り返し、最後はロナウドのヘディングシュートが決まってしまう。1−1。
5人も主力を休ませているというが、さすがはブラジルか。しっかり決めてきやがった。


前半終了。1−1。


後半開始!
後半8分、ジュニーニョ・ペルナンブカーノミドルシュート!無情にもこれが決まってゴール。1−2。
ボールの軌道が変化したから、誰かに当たったかと思った。しかし無回転なところを見ると、誰にも当たらず変化したものなのか。
3点も取らなければいけないのは厳しいが、3点シュートも満塁ホームランもないんだから、考えることは一つ!ゴールを奪いに行くだけだ。


後半11分、小笠原満男に代えて中田浩二が入る。攻撃の枚数が減ってしまうが、供給元が多ければいいというものでもない。中田浩二が左サイドに入って、三都主を攻撃的なポジションでプレーさせる意図なのかも知れない。


後半14分、ロナウジーニョのスルーパスジルベルト・シルバが抜け出して、45度の角度から決めてゴール。1−3。
さすがにこれは厳しい。もうこうなったら、あと何点とか考えたらダメだ。ゴールを奪うことだけを考えるしかない。
巻誠一郎に代わって、高原直泰が入った。汚名返上のゴール、決めるしかないぞ!


後半21分、高原直泰が負傷し、大黒将志と交代。
もはや泣きっ面に蜂状態。だが、やれることはすべて出し尽くして、一矢報いてもらわないと。


後半26分、カカとロナウジーニョを下げてゼ・ロベルトリカルジーニョを入れる。決勝トーナメントに向けて、休ませる狙いだろう。
このままで終わっちゃいけない。追い上げて、余裕の交代を後悔させなくては!


後半36分、ロナウドのゴール。1−4。
もう、この試合自体も決定的にするゴール。クロアチア戦ではてんで動いていなかったというロナウドだが、腐っても鯛というべきか、決める力は持っているな。
直後、ブラジルはGKジーダに代えてロジェリオ・セニを入れる。完全になめられたな。
だが、日本代表はもはや手も足も出ない。ボールは持てても、前を向いてのプレーをさせてくれない。ボールを持たせられているというのは、こういう状態だと言わんばかりの展開。


なすすべなく、試合終了。1−4。
日本のグループリーグ敗退が決定、クロアチアとオーストラリアは2−2で引き分けて、ブラジルとオーストラリアがベスト16進出決定。順当な結果だと思う。


試合終了後、中田英寿がピッチの上で仰向けになって動かない。
交換したブラジルのユニホームであろう、黄色い布で目を覆って仰向けになり、大の字になったまま。トレーナーが一人近くにいるが、他の選手は誰も近くにいない。このチームの、中田英寿の立場とか、最後であろうW杯の悔しさとか、様々なものが凝縮された姿だったんじゃないだろうか。
中村俊輔も、涙をにじませる。玉田圭司はゴールを決められたからか、それほど悔しそうじゃなくも見える。


やっと終わったよ、ジーコジャパンが。日本代表の夜が明けたんだ。
通勤時、心なしか人々がうなだれ気味にも見えたが、悲観する必要はないさ。
次の監督は実績のある、監督として経験豊富な人にしてくれればいい。日本の持つ力は、まだまだこんなもんじゃないからね。


後任の監督は未定というが、一部報道ではフランスを世界一にしたエメ・ジャケという話もあった。
今朝のニュースではジェフ千葉イビチャ・オシムとの話もあるようだが、オシムでは体が持つまい。
中国をW杯出場へ導いたボラ・ミルチノビッチ氏もいいなと思うが、結構な歳なんだっけ…。
ちなみにヒディンク監督がいいんじゃないかという声もあるが、大会終了後はロシア代表の監督に内定。
とにかく、ナショナルチームで結果を出した、世界レベルの実績のある名将を希望。
エメ・ジャケ氏になるなら、きっといい日本代表へとなっていくと思う。


8月からはアジアカップの予選がホームであるし、行けるものは行って応援するぞ。トルシエジャパン以来の高いモチベーションで応援していくし、2010年にこの悔しさを晴らすしかない。
まずはやっぱりJリーグを盛り上げて、日本代表の人材をどんどん輩出できるようにしていく。代表の見る目がないと散々嘆いてきたが、盛り上がりがもっと大きかったら少しは違ったのかも知れない。


Jリーグを盛り上げて有力な選手を台頭させて、まずは2008年の北京オリンピックで反町ジャパンにいい結果を出してもらおう。
北京五輪世代はタレントが豊富。ハーフナー・マイク平山相太水野晃樹水本裕貴谷口博之家長昭博苔口卓也中村北斗、他にも思い出せば数多くいたはず。
可能なら北京にも行くぞ。代表にも、どんどん力を注いでいかないと。


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