今日は鹿島アントラーズvsコンサドーレ札幌がある。
この試合で札幌が負けると、来期はJ2リーグで戦うことが決まる。
金銭の折り合いさえつけば、カシマに行くつもりだった。
でも、さすがに鹿島は近くない。隣接県とは言え、成田経由の外国だし。
パスポートは持っていないし、往復3千円+2500円のチケット代はそう安くない。
それでも、コンサドーレのサポーターだったら間違いなく足を運ぶんだろうけどね。
そんなわけで、結局はテレビで観戦。どうせ遅かれ早かれ決まるのであろうし…。


試合開始早々、平間智和熊谷浩二が交錯。
平間智和が倒されたようにも見えたが、鹿島ボールで試合が再開。
おや、熊谷浩二はこのまま試合続行ができなくなってしまったらしい。
いきなり西沢淳二が入り、主力がたくさん欠場している鹿島はさらに厳しくなった。


鹿島は、また柳沢敦の1トップにしている。
実際のところ、柳沢敦はそんなに怖くない。2列目から飛び出してくるアウグストに注意が必要だ。
ところが、そのアウグストも前半のうちに交代で下げられる。
長谷川祥之が入ったが、こないだフル出場したばかり。
長谷川祥之は本当はフル出場できるような足ではないらしく、これは札幌にとって追い風だ。


そのアウグストが下がった数分後である。
少ないチャンスを、小倉隆史が決めた。
和波からであろうか、絶妙のクロスが入り、ファーにいた小倉が右足で押し込んだ。
始めはサイドネットの外側かと思ったが、別角度のVTRではちゃんと入っているのを確認できた。
小倉の笑顔は苦笑いかと思った(苦笑)


前半終了。0−1。
すでに鹿島は交代枠を二つ使ってしまう緊急事態。
これはアウェーのカシマスタジアムで金星かも!と、期待をせずにはいられない。
だが、今シーズン何度も逆転された札幌、セカンドステージは逆転勝利の多い鹿島。まだ安心はできないはずだ。


後半開始。
開始早々、柳沢の突破は一度はボールを奪い、DF古川がGK佐藤洋平にバックパス。
これのトラップが大きく、柳沢がさらって同点に。
結果論だけど、ああいうのはセーフティファーストにすべきだよな。
もったいない失点だが、取られたものは仕方がない。取り返すまでだ。


鹿島の攻撃。
左サイドから、ファーの柳沢に絶好のクロスが入る。
これをダイレクトでシュートすればいい柳沢、つい長谷川へパス。
長谷川はさすがにパスが来ると思わなかったか、ゴールは決められず。
あんなの、シュートよりパスの方が難しい体勢を強いられるのにパスをするなんて、さすが柳沢。
まさにザ・ヤナギなプレーのおかげで助かった。


後半15分、新居が倒された。
場所はペナルティエリアの中か外か、微妙なところ。
主審の手はペナルティスポットを指し、PKだ!
このPKを蹴るのは小倉。これを冷静に決め、1−2!
さらに、負傷したかも知れない新居は治療を受けてピッチに戻ってきた。


中田浩二フリーキックがゴールバーを叩き、柳沢敦が詰めたボールはゴールラインの中で佐藤洋平がキャッチ。
これはゴールか!と思ったが、オフサイドでノーゴールの判定。ボールは入っていたので、オフサイドじゃなかったらゴールインになっていたはずだ。怖い怖い。


後半26分、とうとう同点にされてしまう。
またも柳沢敦のゴールだ。1試合に2得点も挙げるなんて、めずらしいな。
本当はストライカーで日本代表で優勝候補のチームだから当たり前なんだろうが。


札幌も交代カードを切る。
新居辰基和波智広を下げ、堀井とジャディウソンが入る。
さらに、西田を下げて田渕も投入。
だが、無情にも試合は2−2のまま延長戦へ。


この試合、札幌は負けさえしなければ今日の降格は決定しない。
だが、この試合を含めて残り5試合、1つも負けられない。
いずれにしろ風前のともしびなのだが、ならばともしびが消える前に、降格が決まる前に燃えさかって欲しい。
延長戦に入る前に、コンサドーレのサポーターたちが映る。
幾度となく悔しい思いをし、それでも遠い鹿島まで足を運んで勝利を信じて応援する姿を見て、涙がこらえきれなくなった。
なんとしても、今日の試合は彼らのためにも勝ってほしい。


延長戦開始。
前半9分、ビジュが何かラフプレーをしたのだろうか。
レッドカードが出て、一発退場。
延長開始から積極的にゴールを狙うなど、この試合にかける気持ちが強かったのだろう。
しかし、反則は反則。これはもったいない行為。


延長前半12分、鹿島の左サイド石川の突破をDFとGKが阻止。
しかし、ボールはDFとGKの後ろをゆっくり転がり、ゴールの中へ。
試合終了。3−2で鹿島がVゴールによる勝利をおさめた。
そして、コンサドーレ札幌のJ2降格が決定。
勝利を願うコンサドーレサポーターに対して、あまりにも非情な、あざ笑うかのようなVゴールだった。


今日の試合、決して内容は悪くなかった。
いや、相手のアクシデントに助けられた部分が大きかったか。
いずれにしろ、負けは負け。
これから大変だとは思うが、1からチームを作り上げて、またJ1で通用するチームにしていってほしい。
間違いなく支えているサポーターは世界一だ。自分も、いろいろ彼らから
あやからなくてはいけないはずだ。
支えているサポーターが世界一なら、チームは不滅のはず。
絶対にまたJ1に戻ってこいよ!


★きょうの歩数…5095歩


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