血が騒いできた

今日はナビスコカップ勝戦
鹿島アントラーズvs浦和レッズをフジテレビで見た。

とにかく感じたのは、浦和のサポーターの音量がすごい。
ちょうど4年前、1998年11月3日の同じ国立で行われたあの試合を思い出す。
横浜マリノスvs浦和レッズフリューゲルスとの合併が発表されて最初のホームゲーム。
あの時の浦和サポーターもものすごい音量だった。
それが翌年1999年から元気がなくなったかのように迫力がなくなり、人数がいるだけと負けて暴れる見下げ果てた存在へ成り下がっていった。
じゃあ、今の浦和サポーターが本当の形?いやいや、そうは思わない。
たとえチームが勝てなくても、物を投げ込んだりしているのはみっともない。
そんな、みっともない姿が残念ながら本当の浦和サポーターの姿なのだ。
どんなに不満があっても、越えてはいけない線を越えない、それが最高のサポーターの姿。
コンサドーレ札幌のサポーターが1番の理想形と言える。
強いときにいい応援ができるのは当たり前なのだから。

とはいえ、この迫力のある浦和サポーターを見て血が騒いだ。
もし最終節の駒場に行けたら、出島での応援は燃えるに違いないだろう。
自分の応援で浦和を倒したい。選手に大声援を黙らせる結果を出せるような応援がしたい。

さて、試合。
鹿島のサポーターの声はほとんど聞こえない。
さすがに、決勝馴れしているチームとそうでないチームの差だろうか。
そして、選手はそんな大声援に後押しされるかのように、浦和が主導権を握った。
前半15分、トゥットの角度のないところからのシュート、これをファビアーノがブロック。
いや、ブロックというよりフィスティングか。どう見てもゴールキーパーの構えで防いだのが、手に当たったようにも見えたのだが。

前半は日差しがあって曽ヶ端はやりづらそうだったが、後半になると日がかげる。
これは浦和にとって有利だ。GK山岸は帽子をかぶっていたが…。

後半14分、柳沢がシュートチャンス。
しかし、やっぱり柳沢。無理にシュートは打たず、中央へ走りこんだ小笠原へパス。
これを小笠原が勢い良くシュート、これが坪井の頭だったろうか、浦和の選手に当たってコースが変わりゴールネットが揺れた。
ここまで緊迫した試合展開の中、どういう形でゴールになるかと思っていたら、こんな意外な形になるとは。
しかし、ここまで山岸は当たっており、こうでもならなければ決まるようには思えなかった。

ビハインドになった浦和は、やはり切り札、田中達也を投入。
テーピングが痛々しいながらも、ここまで良い攻めを見せてきた永井雄一郎を下げ、田中達也が投入された。

さらに、オフト監督はもう一つカードを切る。
井原を下げて室井を投入。そのままDFに入るのではなく、得意のヘディングでパワープレー狙いにしてきた。
さすがに、鹿島はリードしているので引いて守られてはカウンターは狙いづらい。
トゥットとエメルソンと田中達也のスピードも、スペースがないと活かしづらいことから室井を出してきたのだろう。

鹿島はリードしているので、最終ラインでゆっくりボールを回す。鹿島のいつものやり方だ。
しかし、浦和のFWは並の速さじゃない。深い位置でトゥットが奪い、すかさずシュート。
エメルソンも詰めていたが、ここは曽ヶ端がナイスセーブ。
あんな至近距離のシュートを掴むのはさすがだ。こぼそうものなら、間違いなくゴールが決まっていた。

時間がなくなってくると、浦和はボールが持ててもなかなか攻め込めなくなる。
むしろ、ボールを持たされているという印象。だんだん鹿島の方にはまってきた。
そして、試合終了。1−0。浦和も強くはあったが、鹿島の方が上を行っていた。
そう簡単に優勝できてたまるかってんだ。

試合後、放送席にはジーコが登場。
そうか、ジーコがいたら鹿島は強いもんな。
そして、ジョン・カビラジーコにコメントを求め、ジーコ喋り出したところでCMを入れるフジテレビの暴挙!(もしくは快挙!(笑))
その後、ジーコが何か喋り(聞いてない)、セリエAなどのダイジェストが。
おそらく、延長戦を考えて余計に時間を取っていたのだろうなぁ。

そうそう、天皇杯のチケットが発売されたんだ。
早く3回戦の三ツ沢のチケット買いに行こう。

★きょうの歩数…4162歩


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